文章を書く為のルール 原稿用紙の使い方

2021年7月20日

忘れておった。原稿用紙の使い方じゃ。

これが結構、決まり事が多いんだった。

守って書かないと、内容以前の問題で、読んですらもらえないので、要注意。

行頭は一字空ける

  • 段落の冒頭は1字空けて書き始める
  • 改行して新しい段落に入った場合も、1字空ける
  • 行の一番上のマスに 、 。 」 などは入れない。1行前の行末マスの文字に重ねて入れる
  • 「・」「っ」「ゅ」「ー」などは、行の一番上のマスにあってもよい
  • 「鍵かっこ」や「かっこ」で始まる文章は、行頭を一字あけなくてよい

記号や数字の書き方

  • 「!」や「?」で文章が終わる時、「。」は省略する。続く文章がある場合は、1文字あける
  • 「 台詞 」に続けて地の文を書くときは、」の後に「。」は書かない、1文字あけずに書く
  • 「   」の中に 「  」を使う場合は、「 『 』 」のように書く
  • 三人称小説の場合は、内面の台詞を (台詞)のように(  )内に書く場合もある
  • 「 」や(  )内の文章の最後の「。」は書かない
  • 数字、文芸作品では原則として漢数字を使う。
    横書きで算用数字を使う場合は1マスに2つずつ数字を入れる
    縦書きの場合は基本漢数字を使う。西暦の表記の場合は「二千二十一年」では読みづらいので「二〇二一年」の様に書く
  • アルファベットを記入する際は、
    横書きでは大文字は1マス1文字、小文字は1マス2文字が原則
    縦書きでは1マス1文字が原則
    縦書きで英語の長い綴りや複数の単語を並べる場合は、その部分だけを横書きにして書く
  • 三点リーダー「…」は2マス続けて「……」のように使う「・・・・・・」とは書かない
  • 思考線(ダッシュ)「ー」も2マス続けて「――」のように使う「ーー」ではない。ダッシュで変換すると出てくる
  • ( )書きで補足や注釈するのは、文章の流れが悪くなるのでやらない方が良い
  • ナカグロ「・」は2つの言葉を繋ぐ記号ですが、文芸作品ではあまり使わない

かな書きと送り仮名

  • 平易な漢字でもかな書きが望ましいケース
    「事・所・時・為・様・位・風」は名刺や熟語として使うのは良いが、
    ×「する事」⇒◎「すること」
    ×「した所」⇒◎「したところ」
    ×「した時」⇒◎「したとき」
    ×「した為」⇒◎「したため」
    ×「の様に」⇒◎「のように」
    ×「する位」⇒◎「するくらい」
    ×「そんな風に」⇒◎「そんなふうに」
    と書くのが望ましい
  • 単独の動詞は漢字表記で良いが、次の場合はかな書き
    ×「やって来た」⇒◎「やってきた」
    ×「やって見る」⇒◎「やってみる」
    ×「やって頂く」⇒◎「やっていただく」
    ×「暮れ行く」⇒◎「暮れゆく」
    ×「と言うのは」⇒◎「というのは」
    と書くのが望ましい
  • 接続詞もかな書きが望ましい
    ×「勿論」⇒◎「もちろん」
    ×「然し」⇒◎「しかし」
    ×「但し」⇒◎「ただし」
    ×「又は」⇒◎「または」
    ×「尚」⇒◎「尚」
    ×「此の」⇒◎「この」
    ×「何処」⇒◎「どこ」
    ×「何時」⇒◎「いつ」
    ×「そんなこと無い」⇒◎「そんなことない」

送り仮名の法則

  • 原則、動詞や形容詞などの用言の活用語尾から送ります
    例:「話さない・話します」「さない」「します」が活用語尾です
    例外:「変える」「終わる」「分かる」
  • 名詞には送り仮名が付かないのが原則
    名詞:「お話をする」
    動詞:「お話しする」

だいたい、こんなところかのぉ!ふぉふぉふぉー