文章を書く為のルール 原稿用紙の使い方
忘れておった。原稿用紙の使い方じゃ。
これが結構、決まり事が多いんだった。
守って書かないと、内容以前の問題で、読んですらもらえないので、要注意。
行頭は一字空ける
- 段落の冒頭は1字空けて書き始める
- 改行して新しい段落に入った場合も、1字空ける
- 行の一番上のマスに 、 。 」 などは入れない。1行前の行末マスの文字に重ねて入れる
- 「・」「っ」「ゅ」「ー」などは、行の一番上のマスにあってもよい
- 「鍵かっこ」や「かっこ」で始まる文章は、行頭を一字あけなくてよい
記号や数字の書き方
- 「!」や「?」で文章が終わる時、「。」は省略する。続く文章がある場合は、1文字あける
- 「 台詞 」に続けて地の文を書くときは、」の後に「。」は書かない、1文字あけずに書く
- 「 」の中に 「 」を使う場合は、「 『 』 」のように書く
- 三人称小説の場合は、内面の台詞を (台詞)のように( )内に書く場合もある
- 「 」や( )内の文章の最後の「。」は書かない
- 数字、文芸作品では原則として漢数字を使う。
横書きで算用数字を使う場合は1マスに2つずつ数字を入れる
縦書きの場合は基本漢数字を使う。西暦の表記の場合は「二千二十一年」では読みづらいので「二〇二一年」の様に書く - アルファベットを記入する際は、
横書きでは大文字は1マス1文字、小文字は1マス2文字が原則
縦書きでは1マス1文字が原則
縦書きで英語の長い綴りや複数の単語を並べる場合は、その部分だけを横書きにして書く - 三点リーダー「…」は2マス続けて「……」のように使う「・・・・・・」とは書かない
- 思考線(ダッシュ)「ー」も2マス続けて「――」のように使う「ーー」ではない。ダッシュで変換すると出てくる
- ( )書きで補足や注釈するのは、文章の流れが悪くなるのでやらない方が良い
- ナカグロ「・」は2つの言葉を繋ぐ記号ですが、文芸作品ではあまり使わない
かな書きと送り仮名
- 平易な漢字でもかな書きが望ましいケース
「事・所・時・為・様・位・風」は名刺や熟語として使うのは良いが、
×「する事」⇒◎「すること」
×「した所」⇒◎「したところ」
×「した時」⇒◎「したとき」
×「した為」⇒◎「したため」
×「の様に」⇒◎「のように」
×「する位」⇒◎「するくらい」
×「そんな風に」⇒◎「そんなふうに」
と書くのが望ましい - 単独の動詞は漢字表記で良いが、次の場合はかな書き
×「やって来た」⇒◎「やってきた」
×「やって見る」⇒◎「やってみる」
×「やって頂く」⇒◎「やっていただく」
×「暮れ行く」⇒◎「暮れゆく」
×「と言うのは」⇒◎「というのは」
と書くのが望ましい - 接続詞もかな書きが望ましい
×「勿論」⇒◎「もちろん」
×「然し」⇒◎「しかし」
×「但し」⇒◎「ただし」
×「又は」⇒◎「または」
×「尚」⇒◎「尚」
×「此の」⇒◎「この」
×「何処」⇒◎「どこ」
×「何時」⇒◎「いつ」
×「そんなこと無い」⇒◎「そんなことない」
送り仮名の法則
- 原則、動詞や形容詞などの用言の活用語尾から送ります
例:「話さない・話します」「さない」「します」が活用語尾です
例外:「変える」「終わる」「分かる」 - 名詞には送り仮名が付かないのが原則
名詞:「お話をする」
動詞:「お話しする」
だいたい、こんなところかのぉ!ふぉふぉふぉー
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