シナリオの書き方
シナリオと小説の書き方の違いについて門下生に伝授せよ
簡単に説明する程度で良いか?内容は薄くなるが……
簡単なほうが良いに決まっておる
しからば簡単に
「柱」「ト書」「台詞」
シナリオは「柱」「ト書」「台詞」のパートに分けて書く。
原稿用紙の使い方も併せて説明する
「柱」
書こうとするシーンの場所と時間を書く。
例:〇マンション・駐車場(朝)
ここで時間帯は大雑把に書く、「12:30」の様には書かない。時刻を明確にするのなら「ト書」で表現する
原稿用紙使用丈での書き方、行の一番上に「〇」を書き、その下につなげて書く
「ト書」
書こうとするシーンの状況を書く
例:駐車場管理人室の時計は12:30を示している。男、赤い車のドアを開ける。女、助手席に乗り込む。車、走り出す。
ここで、その車がどういう赤色なのか?管理人室の時計の形状はどうなのか?車が乱暴に発車したのか静かに発車したのか?などの文学的な表現は要らない。それを考えるのは演出家の仕事になる。
原稿用紙使用上での書き方、「柱」から一行開ける必要はない。「ト書」は上3マス空けて書き始め開業する時も3マス空けたところから書き進める。「ト書」の上は常に3マス空いている状態になる。
台詞
登場人物のしゃべる内容である。
台詞によって、事実を知らせ、心理・感情を表し、ストーリーを進展させる。
しかし、ト書きによる演出効果が不十分だと、台詞が状況解説になってしまいがち、普通そんなこと言いこんないという台詞になってしまうので要注意。
実際の台本では、人物名と台詞はブロックで分かれていて、人物名の段に台詞が書いてある事はないが原稿用紙に記入する場合は次のようになる。
原稿用紙使用上での書き方、その台詞を言う人物の名前を行の初めから書き、桝を開けずに「」で「」の中に台詞を書く、行をまたぐ台詞の場合は、2行目以降の行頭の1マスを空ける。人物の名前が台詞全体よりも1マスだけ高くなる。
次のシーンを書くとき
前のシーンの最後の行から、1行空けて、柱を書いて書き進める
表紙と人物表、裏表紙
表紙は、原稿用紙1枚を使い。
中央に「作品タイトル」
左側の行(最左でも左から2行目でも良い)下側に、作者名を書く
人物表、登場人物について解説したもの。主要人物から重要な順番に並べて書く。
表紙の次に挿入
裏表紙、中央に、作成年月日、作品名、など、左下に作者名を書く。
①表紙②人物表③シナリオ④裏表紙の順に重ねる
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